ドルが対ユーロで8カ月ぶり高値、独指標悪化受け=NY市場

2014年07月27日 19:45

[ニューヨーク 25日 ロイター] - 25日終盤のニューヨーク外為市場では、ドルがユーロに対し一時8カ月ぶりの高値をつけた。7月のドイツIFO業況指数が9カ月ぶりの低水準をつけたことを受け、地政学的緊張がユーロ圏経済を圧迫しつつあるとの懸念が高まった。

         

7月の独IFO業況指数は108.0と、3カ月連続で低下し、市場予想も下回った。アナリストは同指数の悪化について、ロシア・ウクライナ間の緊張によるドイツへの影響を反映していると指摘。さらに、対ロシア制裁が強化されれば、独企業の信頼感を傷つける公算が大きいとの見方を示した。

         

欧州連合(EU)は同日の大使級会合で、ウクライナ情勢をめぐりロシアに厳格な経済制裁を科すことで仮合意に達した。ただ、外交筋によると、詳細は今後詰める必要があるという。

         

ウエストパック・セキュリティーズのシニア為替ストラテジスト、リチャード・フラヌロビッチ氏は「地政学的緊張や不透明性による目に見える影響がすでに欧州と通貨ユーロに及んでいる」と述べた。

         

終盤、ユーロ/ドルEUR=は0.27%安の1.3429ドル。一時、8カ月ぶりの安値となる1.34210ドルをつけた。

         

朝方発表された6月の米耐久財受注が市場予想を上回る伸びとなったことがドルへの追い風となったものの、前月の数字の下方修正など、精彩に欠く詳細が消化されるに従い、ドル押し上げの勢いは次第に失われたとアナリストは指摘した。

         

ドル/円JPY=は0.03%高の101.83円。

         

ドルはスイスフランCHF=EBSに対し、一時5カ月ぶりの高値となる0.90520フランをつけた。その後は0.23%高の0.90480フラン。

         

主要6通貨に対するドル指数.DXYは0.22%上昇し81.047をつけた。

         

来週は、29、30日の米連邦公開市場委員会(FOMC)、および8月1日に7月の米雇用統計の発表など、主要イベントが相次ぐ。

         

ドル/円    終値   101.81/84          

         

始値   101.89/90          

         

前営業日終値   101.80/82          

                   

ユーロ/ドル  終値   1.3428/33         

         

始値   1.3439/40         

         

前営業日終値   1.3462/64